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PDFに残る作成者名

PDFにしてからでは消せません。落とすのは変換の瞬間。

要点
  • WordやExcelから作ったPDFには、作成者名が引き継がれる
  • PDFになってからでは消せない。右クリックの「プロパティや個人情報を削除」はPDFにはない。
  • 落とすのはPDFに変換する瞬間。Wordの保存オプションで四つのチェックを外す。
  • 元ファイルだけ掃除しても、変換設定を見ていなければ残る(マニュアルに赤字で注記)。
  • 刻印や分割のに済ませる。後から気づくとPDF化からやり直し。

順番が大事な話です。操作マニュアルの別紙3に、PDFはファイルのプロパティや個人情報の削除ができない、とはっきり書かれています。

PDFにしてからでは消せません

Windows の右クリックから個人情報を削除する操作は、Word や Excel にはありますが、PDFにはありません。出来上がったPDFを後から掃除する手が使えない、ということです。

Wordから出すときに落とす

「名前を付けて保存」でファイルの種類に「PDF」を選び、そこで止めます。「その他のオプション」→「オプション」を開いて、次の四つのチェックを外してから保存します。

外すチェックドキュメントのプロパティ
アクセシビリティ用のドキュメント構造タグ
PDF/A準拠(入っている場合)
フォントの埋め込みが不可能な場合はテキストをビットマップに変換する

保存したら、PDFの文書のプロパティを開いて作成者欄が空になっていることを確認します。Excel も同じ手順です。

別紙3には赤字の注意書きがあります。Word や Excel の側でプロパティを削除していても、この手順によらない場合はPDFに変換された際に作成者名が残ってしまう、と。元ファイルを先に掃除しても、変換設定を見ていなければ意味がありません。

WordやExcelのまま出す場合

電磁的記録のオリジナルデータを記録外一覧へ上げるときなど。ファイルを右クリック →「プロパティ」→「詳細」タブ →「プロパティや個人情報を削除」→「可能なすべてのプロパティを削除してコピーを作成」。掃除されたコピーが別に作られるので、そちらを出します。

作業の順番

証拠番号を刻印する前、PDFを分割する前に済ませておく。出来上がりを見て作成者名に気づくと、PDF化からやり直しになります。

提出前の細かい作法は、ほかにもいくつかあります。 → 実務メモの一覧
参照した資料 民事裁判書類電子提出システム 操作マニュアル 〜当事者ユーザ編〜(2.3版・2026.07.15改訂)別紙3「ファイル変換方法」
いずれも裁判所ウェブサイトで公開されています。令和8年9月2日に最新版を確認しました。運用は変わりますので、提出前に各資料の最新版をご確認ください。

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